アートディレクター西野純子のブログです。
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ウゴキダス カワリダス
パッケージの作品をご紹介することが多い中、
今回はちょっと違う作品をご紹介したいと思います。

私がこの業界に転身する最初の一歩を支えてくれた
母校でもある「東京デザイン専門学校」の
オープンキャンパスガイドブックの制作を
手掛けさせていただきました。

黄色い表紙のガイドブック(左)と
送付用の封筒(右)です。
写真がモアレになっているかと思いますが、
実は狙いでもあります。

本来ならデザイン・印刷業界ではタブーな「モアレ」。
これをわざと狙いでデザインしてみました。
印刷物で「モアレ」を出してしまうと、
「ダメじゃないか!」と怒られてしまうものです。

その「ダメなもの」をわざとやっています。

一部を拡大するとこんなふうに同心円のラインが
ガイドブックと袋の両方に刷られています。
   ↓↓↓

封筒からガイドブックを取り出すと
みるみる「モアレ」が生じて、クラクラします。
自分でこの企画をしてるのに、なんども試しているうちに
自分でクラクラして酔いそうになってしまいました(笑)



「モアレ」をあえてデザインしたのには理由があります。
コンセプトは「ウゴキダス カワリダス」。

デザインの世界に興味を持っていて悩んでいる人たちに
「ちょっとだけ勇気をだして動き出してほしい、
自分が少しだけ動くだけで、周囲はどんどん変わっていく」
というメッセージを込めて「モアレ」を使いました。
まさに、封筒からガイドブックを取り出すと
「モアレ」が生じてみるみる変わっていくように。

ガイドブックの最初のイントロダクションに
そのメッセージを綴りました。

冒頭のキャッチコピーで「ウゴキダス カワリダス」
ボディコピーで
「あれこれ悩む前に、まず一歩を踏み出してみよう。」
と述べていて
「君が動き出す。未来は変わり出す。」
と、締めくくっています。
Si君にコピーを書いてもらいましたが
私が気に入っている部分でもあります。


中のページで、「ハナシダス カワリダス」で
学生と先生などの対談があったり・・・

いろんな学科があるので「エラビダス カワリダス」を
入れてみたり・・・
(文字もデザインパーツもモアレになってる)

最後のページで応募ハガキの横に
「ハガキダス カワリダス」も!

実は、このコンセプトは私のリアルな体験に
重なるものもあるのです。
私自身は、美術系ではない大学を卒業後、建設会社に勤めて
デザインとは全く無縁な仕事をしていました。
子供のころから絵が好きだったので、デザイナーになりたいと
急に思い立って会社を辞めて、この専門学校に入学を決めました。
そこをきっかけに今の業界に転身し17年になります。

なんの技術も根拠もなく、
デザイナーになれる自信もなかったけれど、
一歩踏み出すことで世界は変わりました。
「ありえない夢」が現実になりました。
今振り返ると、大事だったのは「最初の一歩」。
まさにこの学校のオープンキャンパスに行ったことから
スタートしています。

そのことを、このガイドブックを手にされるみなさんに
お伝えしたいと思い、今回の作業は相当こだわって制作しました。
なので企画提案段階から、Si君のコピーに細かい要求をしたし、
何回もやりなおしの連続、、、
A君のデザインにも厳しいことを何度も言ってしまいました。
Koさんのデザインをこっちに入れて、とか無茶も言いました。
ごめんなさい。

でも、最終的にはなんとかまとまったと思います。

一人でも多くの方に、「最初の一歩」を踏み出していただけるように、
と、切に願っています。
(思い立ったら、まずオープンキャンパスに行ってみてください。)


学校関係の皆様、カメラマンの方、取材させていただいた学生の皆様、
関係各社の皆様、ありがとうございました。



求人のお知らせ(中途採用・デザイナー経験者のみ)
先日、未経験者の採用をしておりましたが、
今回は「経験者のみ」の、中途採用募集を
新たに実施することになりました。

---------------------------

■ 中途採用対象
 グラフィックデザイナー(正社員・契約社員)

採用条件:グラフィックデザイナー経験者
    (経験2年以上の方優遇)

---------------------------

履歴書、職務経歴書、作品集をお送りください。
(応募書類は返却できませんのでご了承ください)
書類選考後、面接となります。

広告、パッケージ、販促などのデザインに
興味のある方、ぜひご応募お待ちしております。

応募方法についての詳細は → コチラ

お問い合わせ・応募先は → ac@iist.jp  採用担当まで



新入社おめでとうございます
今日から、新しく入社していただくことになったKiさん。
おめでとうございます。
赤坂の桜も咲き始め、そんな春にふさわしい明るい話題です。

毎年、新しいスタッフが入社してくれて
i:stは少しずつ変化していきます。
一人一人違う持ち味のスタッフが、
それぞれの個性を活かしながら仕事してくれて
良い化学変化が生まれることを
期待しています。

よろしくお願いします。


NEW ハイチュウ
このたび、新しくリニューアルした
ハイチュウのデザインを担当させていただきました。


一瞬、どこが変わったの? と思われるかもしれませんが、
今までの印象を大きく変えずに、
かなり思いきって変えたところがあります。
お気づきでしょうか。

実は、「ハイチュウ」のロゴ色が変わっています。

以前のものと比較していただくとわかると思います。
過去、制作させていただいたハイチュウのブログ記事は
「制作しました」のバックナンバーにあります。
あきらかに違うことがおわかりいただけると思います。

クライアントの皆様と、いろいろとやりとりさせていただきながら
リニューアルをお手伝いさせていただきました。
ありがとうございました。


できたてMyDeli 調理レポート その2
パッケージデザインを担当させていただいた
キッコーマン様の「うちのごはん できたてMyDeli」。
今回は「キャベツの重ね蒸し〜鶏そぼろあん〜」に
チャレンジしてみました。


まず、箱をあけると、こんな感じで内側にもデザインされていて
ちょっとうれしい気持ちになります。

キャベツは150g使います。
まず半分の量のキャベツを1口大にちぎって入れ、
「そうざいの具」を上からかけます。

その後、残りのキャベツを入れます。
するとこんなに箱から飛び出すくらいてんこ盛りに!!
「え? 量、間違えた??」と思ってしまうほど。

なんとか押し込めながら、箱のふたを閉めます。

レンジで5分。ワクワクしながら箱を開けます。
あれだけてんこ盛りだったキャベツがこんなふうに。。。

混ぜて、おいしくいただきます!
これでたったの90kcalなのがうれしい。

箱はお皿にもなってしまうのですが、
こんなふうに広げて使うこともできて便利!
4種のそれぞれの味で、
異なるデザインがちょっとかわいいのです。

今回もとっても簡単でおいしくできました。
たっぷり野菜もとれますし、本当にオススメです。
ぜひ、お試しください。



できたてMyDeli 調理レポート その1
パッケージデザインを担当させていただきました
キッコーマン様の「うちのごはん できたてMyDeli」→ コチラ を
実際に調理してみましたのでご紹介します。

今回、ご紹介するのは
卵2個を使ってレンジで4分でできる
「きのこの茶碗蒸し 帆立風味」です。

箱をあけるときって、なんかワクワクしますよね。

卵を2個割り入れてよく混ぜます。
この箱を使って、調理できてしまいますので便利!

添付されている
きのこなどの「そうざいの具」を入れて混ぜ合わせ
さらにほうれん草の具材を入れます。

それをレンジで4分加熱し、その後1分蒸らして、できあがり!! 
またワクワクしながら箱をあけます。
あっという間に、おいしくできました〜。
帆立風味で、やさしいお出汁の味わいです。
こんなに簡単に茶碗蒸しができてしまうなんて感動します。
なによりもできたてが美味しい。
カロリーも茶碗蒸しは、たったの178kcalというのも
うれしいですし、帰りが遅くなったときの夕食にも便利です。

箱がそのままお皿になってしまう優れものなんです。
写真ではわかりにくいかもしれませんが
箱の内側にもお皿のデザインが印刷されています。
今発売中の4味ごとにデザインが違っていて
これもうちでデザインしました。

デザインも細部にこだわって作りました。
食べるときの幸せ感につながるといいな、と思って
デザインを検証しています。

味もこだわりがありますが、デザインもこだわっていますので
お店で見かけたら、ぜひお試しください。

今回新発売になったのは4味。
他の味の調理レポート、また次回にご紹介させていただきます。




できたてMyDeli 2/13新発売!
キッコーマン様からご依頼をいただいて
うちのごはんシリーズの新商品「できたてMyDeli」の
パッケージデザインと店頭ツールを制作させていただきました。
こちらの商品は2/13発売で、まさに「できたて」ホヤホヤです。
具材を1つ加えてあっという間(3〜5分)にレンジ調理で
できたてのおいしさを味わえる商品です。

新発売になった味は4種類です。
・豆腐の海老あんかけ
・きのこの茶碗蒸し
・キャベツの重ね蒸し
・なすの肉味噌あんかけ

しかも全部200kcal以下だから、会社帰りに遅くなってしまって
夕食をどうしようかな、というときに重宝しそうです。

「食べる時間はあるけど、作る時間はないのよね」と
コピーの入った、店頭什器もつくりました。↓

こちらはドラッグストア向けの店頭什器ですが、
ややヘルシーな訴求を強めました。↓

しかも、箱のまま調理できて、
お皿の代わりになってしまうから手間もかかりません。
しかも素敵なお皿のデザインが内側に施されています。
そのデザインは次回の記事でご紹介しますので
ぜひ、箱を開けて体験してみてください。

いいことづくめのこの商品、
最初にオリエンを聞いたとき「すごい」と思ってしまいました。
試食もさせていただきましたが、本当にやさしい味わいでおいしいです。
茶碗蒸しとかもレンジで4分、すぐできちゃうんです。
私も一応OLなので(?)、OLの強い味方になりそう。
店頭で早く見つけたいと思っています。
ゲットできたら、調理レポートをアップしたいと思います。

パッケージの外側や什器デザインはWさん、
お皿のデザインはHさん、
什器などのコピーはSi君が担当しました。おつかれさまでした。

クライアント様とはなんどもやりとりさせていただきながら
デザインを仕上げてきたので、発売を迎えられて感慨深いです。

コンビニ、スーパー、ドラッグストアなどで
お買い求めいただけます。
ぜひ、お試しください。

クライアントのみなさま、
印刷関係のみなさま、ありがとうございました。

商品の詳細は →コチラ





就職活動
ここ数年、就職難がつづいているようですが、
採用をしている身として、少し思うことがあります。

私は、前に勤めていた会社の頃から、
採用面接をやっていたので、かれこれ10数年は
採用面接官をやっています。
その中で、年々応募する人のタイプが変わってきていると
感じています。

特に今年においては、就職難にもかかわらず
学生さんからの企業への採用の問い合わせの仕方に、
疑問を感じることが多くて、残念に思っています。
ちゃんと指導している大人や周囲環境がないのか、と思い
あまりにもいかがなものかと思ったメール文の場合は、
その人の今後のためにと思って
問い合わせの仕方や、就職活動のノウハウのサイトを
わざわざ紹介してアドバイスを返信することにしています。

それに対して、お礼を書いてくる人もいますが
全く無視している人もいます。

電話やメールでの問い合わせ方、
履歴書の書き方、など基本的なことで
なにも斜めに構える必要もない部分なのに
デザイナーとかクリエイター志望だから、
そういうのは真面目にちゃんとやるのが
格好悪いとでも思っているのでしょうか。

自分の頃の就職活動と比較してもしょうがないのですが、
パソコンも携帯もない時代ですから、
ネット検索で簡単に調べることもできないため
足をつかって調べたり、公衆電話から企業や先輩に電話したり
(通話中に電話が切れないように
テレカの残を何度も確認したり)、
万年筆の手書きで問い合わせの手紙を書いたり、
バイト代でノウハウ本をあれこれ購入したり、周囲の人に聞いたりして
時間もお金もかけて研究していたものでした。

むしろ今の方が、ちょっと検索すれば、
どうやって就職活動したらいいのか、
どういうマナーで問い合わせしたらいいのか
一瞬でネット検索できて、丁寧に解説されているサイトも
たくさんあります。しかも無料で時間もかけずに情報が手に入ります。
自分の頃に比べたら、とんでもなく便利な時代になって
うらやましいくらいです。
それをどうして利用して研究しないのか、不思議なのです。
だから余計に、その部分に厳しくなってしまうのです。

もちろん最初からビジネスマナーが備わっている人なんかいません。
それは重々承知ですし、
単なる「紋切り型のビジネス文書を使え」と言っているのではありません。
そうではなく、どのくらい真剣に就職活動に取り組んでいて
相手の会社のことや問い合わせ方などを事前に調べているか。
それは、メール文や書類の作り方、話し方で相手に伝わってしまいます。
研究したり学習したり向上心があるのかどうか、というところを
採用においては重視しています。

弊社の場合は、新卒の学生さんなら作品の良し悪しでは決めません。
あくまでも「人」を見ています。
なぜなら、デザインだけで勝負するスタンスではないからです。
コミュニケーションを仕事にしているのに
相手に不快感を残すようなコミュニケーション能力では
難しいと思うのです。
人の心をつかむコミュニケーションができないと
この仕事はできないと考えています。

就職活動は、仕事を始める前のまず第一歩です。
採用側の心をつかむためにどうしたらいいか、
深く真摯に取り組んだ分に対して、結果が出るものだと思います。

今回の記事は苦言を呈することになってしまいましたが、
逆に、若い方々がもったいないところでチャンスを逃している、と
思ったので、老婆心ながら書いてしまいました。
便利な時代の弊害でしょうか。
だとしたら誰かが教えてあげないといけない、と思って
あえて苦言を呈しています。

ちょっと話は変わりますが、、
雑誌の「pen 2/15号」の記事で
コム デ ギャルソンの川久保玲さんが
インタビュアーから「クリエイティブ」と「ビジネス」
(相反するようなこと)を
どういうふうにハンドリングしているのか、
というような質問をされて、
「クリエイションとビジネスは同一のもの」と答えていらして
全く同感だと思いながら読んでいました。
他の内容もよかったので、就職活動の合間にぜひ読んでほしいです。











香りつづくトップplus
1/18に新発売になった
ライオン様の香りつづくトップplusのパッケージデザインに
関わらせていただきました。

こちらの「香りつづくトップ」はブランド立ち上げのときから
関わらせていただいておりますが、
前回の商品→コチラ から中身も名前もデザインも変わって
新発売になりました。

中身は、香りがず〜っと長続きするようになりました。
名前も「香りつづくトップplus」になり
お花が全面に敷き詰められたデザインになっています。

前の記事のときも書いたのですが、
個人的にはブルーの「Fresh Camomile」の方が好きです。
フルーティで爽やかな香りがします。

でも「Sweet Harmony」も以前から人気なのです。

お洗濯が楽しくなる、すてきな香りの洗剤です。
ずっと香りが続いてくれるのもうれしいですよね。
みなさまが、どちらの香りが好みかは、
ぜひお試しいただけると幸いです。

関係各社のみなさま、ありがとうございました。






ユタと不思議な仲間たち
昨年、劇団四季様の「ユタと不思議な仲間たち」の
ポスター・チラシのデザインを手掛けさせていただきました。
 そのときの記事は→ コチラ

今年も、劇団四季様よりお声かけていただき
3月11日に開幕予定の「ユタと不思議な仲間たち」の
ポスター・チラシのデザインを
担当させていただきました。
こちらの公演は、東北の美しい自然を舞台に
座敷わらしと少年ユタの心の交流を描いており、
「みんなは一人のために 一人はみんなのために」というメッセージが
こめられている劇団四季様のオリジナルミュージカルです。

昨年5月より四季劇場「秋」で上演されておりましたが、その後
7月〜8月に震災で被災された東北で、地域在住の子供たちを中心に
特別招待公演を東北3県13都市で27公演にわたって
実施されていました。
「人生の感動」や「友情や連帯の大切さ」といった
忘れていた何か大切なものを思い出させてくれる
すばらしい演目なので、きっと公演をご覧になった方は、
元気づけられたと思います。

弊社はこの「ユタと不思議な仲間たち」で、
昨年の1月からご縁があって劇団四季様のお仕事に
初めて携わらせていただきましたので
とても思い入れの深い公演なのです。

去年、お仕事する際に過去の公演のVTRを観たりしていたのですが
実際の公演を観劇させていただいたときは
内容を知っていたにもかかわらず、大変感銘を受けました。

今回のデザインは、
何案かご提案した中で選んでいただいたものですが、
東北の自然の美しさと、この演目にこめられている
メッセージを表現することに注力して作成いたしました。
自分自身が感銘を受けたものをシンプルに
かつシンボリックに訴求しようと考えながら
数あるカットの中からこの写真を選びました。
座敷わらしはユタ以外には姿が見えないので
ユタが一人でいるように見えるけど、
まわりに寄り添う座敷わらしたちの様子が
今回のメッセージを伝えるのにふさわしいのでは、と思いました。

今年、「ユタと不思議な仲間たち」は
3/11より四季劇場「秋」で開幕します。
ぜひ、多くのみなさまにご覧いただきたいと思っております。

劇団四季様のサイトは → コチラ

作品紹介のサイトは → コチラ