アートディレクター西野純子のブログです。
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円高&株安
今日はちょこっと経済の話。
ここのところ円高&株安が話題になっていますね。
このまま進むと経済が活性化しにくくなるという悪循環が生じます。

簡単に言うと、株安になると
企業の資産が減る→銀行の貸し渋り→企業の資金繰りが悪化(倒産)
→給料が減る・リストラ→消費低迷→売上げ減→企業の資産が減る・・・
と、よろしくないスパイラルに入ってしまいがちです。

一方、円高は必ずしも「悪」ではないのです。
そもそも円が高いというのは、円が高く評価されているということで、
メリットとしては輸入品の仕入れ値が安くなります。
たとえば原油価格そのものが安くならなくても仕入れ値が安くなるので、
実質エネルギー関係の価格が安くなります。
ただ、日本は輸出依存型の企業も多いので打撃を受けます。
そこが難しいところです。

前職がファイナンス関係だった名残(?)もあって
円レートと日経平均株価は毎日チェックしています。
そんなこんなで17、8年も見続けているのですが、
世の中の動きを知るのに役立っています。
レートや株価の動きは全て理由があるからです。
日本国内だけでなく世界の動向が影響しているので
「どうして?」と知ろうとすると、いろんなことを調べることになります。

この業界、特にデザイナーは「経済の話」が苦手な人が多いです。
でも、よく考えるとこの仕事は広告であったり商品パッケージであったり
経済、商業、経営に関わりがあるものばかりです。
売れる商品パッケージを作る、売れる広告を作る、というのが私たちの命題であって
アート作品を作るのとは全く違います。
企業は「単なる美しいデザイン」にお金を払ってくれるのではなく
当然のことながら「売れるデザイン」「消費者に届くデザイン」に
お金を払ってくれるのです。

で、何が言いたいのかというと、、、。
これから厳しい経済状況になっていく中で、
広告業界の中で私たちがどのくらいそのことを認識して仕事していくのか、
ということが一層重要になっていくと思います。

「売れるデザイン」にはニーズはありますが、
「売ることを考えていないデザイン」には需要がなくなります。
もちろん今までもそうだったわけですが、景気が悪くなると
ますます企業判断がシビアになっていくと思います。