アートディレクター西野純子のブログです。
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二刀流

大谷翔平選手がロサンゼルス・エンゼルスに
入団することになりましたね。
日ハムでは、投手と打者を両立させている「二刀流」で
活躍されていましたが、
最初のころは、周囲から「投手に専念した方がいい」
「打者に専念した方がいい」などと
言われて、どちらかに専念すべき、という意見が
多かったように思います。

それでも、大谷選手は「二刀流」を選び、
それを有言実行で実績を積み、
今でこそ、「二刀流」を皆に認めさせたと言っても
過言はないでしょう。

一般的に「それは不可能」と否定的に言われることを
実現して周囲に認めさせる、ということは
並大抵のことではないな、と思います。
私は野球にそんなに詳しくはないですが
大谷選手がプロ野球に入るときに
「投手か?」「打者か?」と騒がれていた中で、
「両方やればいい」と勝手に心の中で応援していたのを
思い出します。

私は起業以来ずっとプレイングマネージャーを貫いていて
制作と経営の両方を続けています。
もちろんフリーや数名くらいの規模でしたら、
当たり前かもしれませんが
10人を超える社員を抱えて、両方を両立させるのは
決して楽ではありません。
というか、周囲からはいまだに
「経営に専念すべき」とか「制作に専念すべき」という
ご意見をいただきます。

会社での受注は全て営業窓口をしていますし、
制作も月に30〜50案件の全案件にディレクターとして絡んでいるし
自分だけでデザイナーとして手を動かしている案件もあります。
それをやりながら、経営はCEOだけでなくCFOでありCOOでもあり
全て独りで決めて実務をしています。

先日も、大学のゼミのOB会に参加しましたが、
経営学のゼミでもあったことから、多方面でご活躍されて
経営関係に携わるOBの方々も多くいらっしゃいます。
そこでも 「財務は誰か専任がいた方が良い」という
アドバイスをいただきました。
そのご意見は、とても良くわかりますし
仰る通りだと思っています。
事実、週の大半、徹夜になるので
自宅に帰れないことがほとんどです。
起業以来、その働き方はあまり変わっていません。
物理的に不可能というのは、
2人でやるべきことを1人でやっているから、明らかです。

でも、この業界における自分の最大の武器は
「二刀流」だと思っています。

制作はとても好きですが
経営も同じくらいに好きです。
商学部で経営学のゼミに入っていたのですから。
簡単に言うと、デザインも数字も好きです。

両方とも相反するようなものに見えますが
私からすると、両方とも「クリエイティブ」だということ。

それを両方やっているおかげで、お客様に対して
その場でお話を聞きながら、
制作に関わることも、経営に関わることも
即座に判断してご提案していくことができるので、
それがクイックレスポンスに繋がり、
お話がその場で進展できるメリットがあります。
「持ち帰って相談します」というのが、ないのです。

それと、常にフル回転で、テンションを上げているときほど
名案が浮かびます。
私たちの仕事では、もちろんデザインやクリエイティブ表現の
感性やセンスも必要ですが
商品パッケージや広告や販促というのは
マーケティングの要素がかなり大きく、
戦略だったり数字的な判断がとても必要なことなのです。
財務に携わっている方が、この考え方が当たり前のように出てきますので
それを制作のマインドと経営のマインドを
瞬時に切り替えたり、ミックスして考えることがとても有効です。

これを今後続けていくには
年齢的にも体力的な限界点は、当然ありますが
クリエイティブに工夫させながら
この「二刀流」を進化させることは
可能だと思っています。

まだ自分が大丈夫、と思っている間は
自分が思う形で続けてみたいと考えています。

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